令和5年12月30日(土)から令和6年1月3日(水)までは休診します。
令和5年12月29日(金)は午前9時から正午までの午前診のみになります。
よろしくお願いいたします。
分娩中に赤ちゃんの血液酸素化が障害されていなかったかを判定するために、臍帯動脈血液ガス検査を行います。
本年も10月からインフルエンザワクチンの接種が始まっています。
13歳以上の方は通常1回接種で3,400円、13歳未満の方は1回2,550円で2回接種となります。
飲み薬による人工妊娠中絶について、当院では現在のところは推奨していません。
(しかしながら、将来的にはこのお薬を採用する予定があります。)
2023年4月に飲む人工妊娠中絶薬であるメフィーゴパック(1剤目:ミフェプリストン、2剤目:ミソプロストール)の製造販売が日本で承認されました。
(フランスでは35年前の1988年に承認された製剤で、決して新しいお薬ではありません。)
飲み薬による人工妊娠中絶のメリットは、手術や麻酔に伴う有害事象がないことです。
デメリットは
1)妊娠9週0日までの適応であり、9週1日以降の妊娠には使用できません。
2)中絶完了まで少なくとも3日かかります。(手動真空吸引法(MVA)の場合は通常2分から5分で終了します。)
また、適切な使用体制のあり方が確立されるまでの当分の間、2剤目(ミソプロストール)投与後から、入院あるいは外来で胎嚢が排出されるまで院内待機が必須です。
3)成功率は93.3%と報告されており、追加の手術が必要な場合があります。
本年も5月から12月までの間、福知山市の子宮頸がん検診が行なわれます。20歳以上で奇数年齢の女性が対象で、費用は700円です。(70歳以上の方は無料です。)
ご希望の方は、予約されるか、直接当院にお越し下さい。
子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)、子宮体がん検診(子宮内膜細胞診)は、ご希望があれば、いつでも施行可能です。
メルスモン製薬株式会社が、2023年5月29日からメルスモン注射剤の出荷を再開すると発表しました。(出荷再開には1年を要すると2月に発表されていましたが、早く供給が可能になりました。)
当院でもプラセンタ(メルスモン)注射を再開しましたが、しばらくは限定出荷であり、在庫状況により治療ができない場合があります。
プラセンタ注射治療中の皆様には、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)の受付が始まっています。
(しばらくは、従来の保険証とマイナンバーカードの健康保険証利用の選択制です。)
初診の際は、保険証/マイナンバーカードの確認を行います。
再診の際も、月が変わり1回目の診察時に保険証/マイナンバーカードの確認を行います。
(確認後、速やかに返却いたします。)
ご協力お願い申し上げます。
令和5年4月に薬価の改定が行われました。
薬価は発売後に徐々に下がることが多いですが、中には上がったものもあります。
供給が追いつかず、出荷調整中の薬剤も多くあり、ご迷惑をおかけすることもありますが、ご理解ください。
また、妊婦健診費用も変わりました。
当院では、京都府の費用を基準として、他都道府県の方にも妊婦健診費用をいただいています。
疑問な点がありましたら、ご質問ください。
妊婦健診の際に、妊娠・分娩・育児に向けてのアドバイスを助産師が行ないます。
1) 妊娠14週ごろ:母子健康手帳、母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法、妊娠前期検査の評価、食事指導、体重コントロール(BMIによる体重増加の目安)、生活指導(仕事・ストレス・運動・冷え・便秘・歯科受診・夫婦生活など)、生活習慣(規則正しい生活・睡眠・嗜好品・衣類など)
2) 妊娠20週ごろ:切迫早産予防、体重コントロール、マイナートラブル(腰痛・静脈瘤・妊娠線など)、体力作り(散歩・かかと上げ・足踏み・掃除・ストレッチ・ヨガなど)、赤ちゃんを迎える環境づくり(室内・物品・支援状況など)、おっぱいケア
3) 妊娠30週ごろ:妊娠中期検査(貧血、 50gブドウ糖負荷試験)の評価、食事指導、体重コントロール、運動、会陰マッサージ
4) 妊娠34週ごろ:破水セットの配布と説明
5) 妊娠36週ごろ:膣分泌物培養検査の確認、体重コントロール、バースプランの確認、おっぱいチェック・マッサージ、入院タイミング(陣痛、破水、多量出血など)、入院準備物品、赤ちゃんを迎える環境づくり(室内・物品・支援状況など)
6) 妊娠37週ごろ:NST(胎児心拍検査)と妊娠後期検査(貧血、血液生化学検査)の評価、36週時の保健指導の内容確認
7) 妊娠38週ごろ:お産に向けて(運動・冷え予防・清潔保持など)、呼吸法
8) 妊娠40週以降(予定日を過ぎた健診):NST(胎児心拍検査)の評価、運動、おっぱいマッサージ、会陰マッサージ、入院準備
特に、初めてのお産の方は、疑問点や不安なことなど、ご相談ください。
赤ちゃんへのビタミンK2シロップの13回投与(2023年3月)
ビタミンKは胎盤を通りにくいため、生まれたての赤ちゃんはその備えが十分ではありません。また、母乳中のビタミンK含有量は少なく、赤ちゃんはビタミンK欠乏による出血を起こしやすいことが知られています。
ビタミンK2シロップの投与について、当院では長い間、生後0(1)日目、生後5(4)日目、生後1ヶ月の3回投与を行なっていましたが、「新生児と乳児のビタミンK欠乏性出血症発症予防に関する提言」 を受けて、生後0(1)日目、生後5(4)日目、その後は生後3か月まで週1回、ビタミンK 2シロップを合わせて13回投与することとしました。
人工栄養の場合、必要量のビタミンKがミルクには加えられていますので、1ヶ月健診時の内服で終了する5回投与とします。
メルスモン製薬株式会社が、2023年2月24日をもってメルスモン注射剤を出荷停止にすると発表しました。出荷再開は1年後の予定です。
当院でも多くの方がメルスモン注射を受けておられますが、在庫がなくなり次第、メルスモン注射の施行ができなくなります。
もう一つのヒト胎盤抽出物であるラエンネック(注射剤)の納入をお願いしているところですが、出荷調整中で現在のところ入手が困難です。
プラセンタ注射治療中の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
令和5年(2023年)が始まりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。