モノの選び方〜上位互換でも下位互換でも“as you like it(お気に召すまま)”(2024年3月)
身の回りの物品の選び方は人それぞれです。個人の価値観が顕れ、ライフスタイルを反映し、その人の人生そのものに繋がります。必要なのは“お金じゃなくてセンス”です!と謳う雑誌「LEON」には、お金がないと買えないギラギラしたモノで溢れています。対照的に、版権が地球丸から扶桑社に譲渡された「天然生活」では、シンプルでナチュラルだけど心地よいモノが掲載されます。
同じカテゴリーのモノであっても、そのスペック、デザイン、価格は千差万別です。上位互換、下位互換という言葉がありますが、高ければ良いというわけではなく、上位機種には各人にとって不要、過剰な機能がついてくる場合もあります。例えば、TOTOのウォシュレットの便座キレイ機能は私には要らないですし、PORSCHE
911 GT3 RSは公道で走る車ではないと思います。私はずっとMacBook Proを使ってきましたが、今はMacBook Airで十分です。現在iPhone15
Proを使用していますが、前機種のiPhone11で不自由はなかったです。マツダ・ロードスターとフェラーリやマクラーレンのコンバーチブルのどちらにしようか、スズキのジムニーシエラとメルセデスのG63のどちらにしようか、比較して悩む人はいないでしょうが、どちらも欲しいと思うクルマ好きな富裕層はいると思います。車重を抑え、敢えてハイパワーにせず、16インチのホイールを履くロードスター、ラダーフレームに拘って悪路走破性が高く、コンパクトボディで狭い道にも入っていけるジムニーとジムニーシエラは日本の誇りです。「ENGINE」風に言うと、マツダ・ロードスターとスズキのジムニーシエラの2台持ちが日本車の最強ペアと思います。(ちょっとだけ、いじりたいけど。)
ブラウンのバッグを探している時、BERLUTIのCacao
Intensoのトゥジュールがいいな、と思いました。BERLUTIはフランスのブランドなのに、イタリア製のバッグです。“メゾンの始まりは、1895年。創造的エネルギーに満ちた30歳のイタリア人青年アレッサンドロ・ベルルッティがパリに渡り、マスターシューメーカーとして実力を開花したことに始まります。(一部改変)”とLVMHのHPにありますので、納得です。ややヤンチャなので、妻と長女に聞くと、良いと思う、という返事でした。2月1日に若干の値上げがあるようで、1月下旬に京都島屋店に伺うと、日本にある在庫を数点集め、その中から選んでもらえます、と丁寧な返事をいただきました。でも、ワンポイントだけ気になる部分があるので、もう少し考えよう、となりました。その後、田毎のたぬきそばを食べに行く途中に、三条の鞄屋さんに寄ると、リーズナブルな価格で私の好みのバッグがありました。説明を受け、気に入り、ブルーのトートバッグとブラウンのブリーフケースを買いました。形にもサイズにも皮革の微妙なグラデーションにも満足しています。
この冬、価格は高くなくて、デザイン、発色、素材ともとても気に入っている明るいブルーのコートを手に入れました。他の外套も身につけるべきなのに、いつもこのコートを選んでしまいます。身の回りのモノは“as
you like it(お気に召すまま)”というしかありませんね。
雪はお好きですか?Part.3 (2024年2月)
もうすぐ2月も終わるのだが、この冬、福知山市で雪が積もったのは1月25日の木曜日の1回だけである。その時は、我が家のベランダにもしっかり積もったので、国道176号線の雲原から426号線へ抜ける道へ、恒例の雪道パトロールに出かけた。除雪車が出動し、車道の雪は御覧の様だが、まずまず美しい光景である。
私のジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン号はかなりの不調をきたしていたが、いつも車検を頼んでいる京都マツダ西五条店がジープ枚方に依頼してくれて、インパネ(instrument
panel)の不具合と診断され、アメリカから取り寄せてもらい交換、絶好調に戻った。運転時にうるさい、遅い、燃費が悪い、の三拍子は相変わらずだが、それは新車の時からである。特にうるさいは改造(スペアタイヤのキャリアなど)の結果で、自分のせいだから仕方ない。
長男は子供の頃から寒がりだったのに、今は札幌に住んでいる。寒くない?と聞くと、気温が−10℃以下になることは少ないし、街も人も冬に慣れている、と言っていた。(北海道では−10℃までは寒いとは言わないのか、と思った。)
新春雑感(2024年1月)
1月2日に長女がiPhone15 Pro
Maxに機種変更するのに付き合い、福知山駅南のauショップへ行きました。(お正月の営業、ご苦労様です。)担当の男性が、知識が豊富で、対応の感じもとても良かったため、GILD
designのソリッドバンパーの入荷待ちだった私も、前倒しでナチュラルチタニウムのiPhone15
Proに変えました。遅れてやってきたシルバーのソリッドバンパーはマット(艶消し)っぽく、ナチュラルチタニウムととても良く合います。赤のiPhone11と赤のソリッドバンパーの組み合わせも好きでしたし、iPodとして使いましょう。
Apple Music
Classicalは1月24日に登場したアプリですが、音楽に無知な私にも、クラシック音楽を勉強しようと思わせてくれます。例えば、村上春樹が「意味がなければスイングはない」で言及している(「海辺のカフカ」にも登場した)シューベルトのPiano
Sonata No. 17 in D MajorのEugene Istomin、Walter Klien、Sir Clifford Curzon、Leif Ove
Andsnesの演奏が全部聞けるのです。Mitsuko UchidaやAlfred BrendelやVladimir
Ashkenazyのようなメジャーなピアニストでなくても網羅されているのはすごいと思います。
島屋S.C.に金子眼鏡店が出店し、御幸町通のお店でお世話になっていた方が店長をされています。歳をとって遠視が進み、今までの眼鏡では近くが見えにくくなっていたので、暫く振りに中近両用のメガネを作りました。以前はSEIKOでしたが、CARL
ZEISSのレンズに変わっていました。これで、手術の際の縫合糸がよく見えるようになり、本を読む際も楽になりました。
大晦日の紅白歌合戦のクライマックスはなんと言っても、YOASOBIの「アイドル」でした。とても素晴らしい楽曲です。幾田りらの才能を見出してくれてAyaseありがとう、と皆が思っています。日韓のアイドルが集結したコラボはikuraとAyaseのパフォーマンスと相俟って良かった、と私は思います。(長女がJO1に同志社の同級生がいると言っていました。)Adoの「唱」における圧倒的な歌唱力は流石です。東本願寺の能舞台からの中継で、NHKもAdoに力を入れているな、と感じました。この2組の歌声が、生歌か加工されているか、今の時代、(完全な口パクでなければ、)どっちでも良いことです。そして、私のフェイバリットは新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」です。ダンサブルなムード歌謡としてYouTube
Premiumで色々なヴァージョンを聴いています。
今年も日展を観にご近所の京都市京セラ美術館へ行きました。appassionatoな作品の数々に圧倒されます。それにしても、岡崎界隈は私の学生時代とは異なり、色々なお店ができましたね。